SLやまぐち号は、山口線の新山口駅から津和野駅間を走る臨時快速列車で、蒸気機関車（SL）を使用しています。
その歴史は、国鉄が蒸気機関車の運行を終了した後、昭和54年8月1日に運行を再開しました。
この伝統的な列車は、多くのSLファンや地元市町村から熱烈な支持を受けています。
SLやまぐち号は、D51形200号機とC57形1号機が牽引する列車です。
しかし、令和2年10月10日にC57形1号機に不具合（シリンダートラブル）が見つかり、現在修理中でした。
部品も入手困難であり、維持管理には莫大な経費がかかります。2024年5月3日に運転再開となり、新しい料金体系も発表されました。
新山口駅から津和野駅間の指定席と乗車料金の合計は、普通車が2850円（現行1700円）、グリーン車が3670円（現行2170円）となります¹。
このSLやまぐち号は、高木文雄国鉄総裁の夢を叶えるために山口線に復活したものです。
高木総裁は、「蒸気機関車は産業革命の原動力となった人類の科学遺産であり、動く蒸気機関車を残すことは子供たちへの教育的な価値も大きい。
1か所でもいいから営業線で列車を引かせたい」と語っており、その言葉がSLやまぐち号の背景にあります。
このゴールデンウイーク、長門峡鉄橋などの有名な撮影スポットには多くの人が集まることが予想されますが、マナーを守って撮影を楽しんでください。
SLやまぐち号の運行カレンダーは公式ホームページで確認できます。
https://www.c571.jp/
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